2017年05月01日

逆接は、あっけなく順接に変態する。

マッキーがあれだけホモセクシュアリティを揶揄され、ネタにされるのは、
凄まじい才能があるからだ。


「ホモなのに」そんなに売れるとか、凄いね(笑)。

「ホモなのに」こんな素敵な歌つくれるの、凄いね(笑)。

「ホモなのに」こんなに大人気になるの、凄いね(笑)。


「ホモなのに」は、恒常化すると、やがて「ホモだから」に変わる。


「ホモだから」そんなに売れるんだね!

「ホモだから」こんなに素敵な歌つくれるんだね!

「ホモだから」こんなに大人気になるんだね!


逆接は、こんなにもあっけなく、順接に変態する。


そんなふうに言うひとは、きっと、


「ヘテロだから」、たいした才能無いんですね(笑)。

「ヘテロだから」、つまらん作品しかつくれないんですね(笑)。

「ヘテロだから」、人気が出ないんですね(笑)。


「ヘテロなら」、仕方ないですよ(笑)。
ホモは才能に溢れてて当然だけど、「ヘテロに」そんなことを要求するのは、酷ってものですよね!



ほんとは、


「ヘテロなのに」、たいした才能ないんですね(笑)。


と言われるのが、怖いんだろう?


正直に言えよ。



この場合の「ホモ」は、「子供」にも応用できる。
「女性」にも。


「子供なのに」こんなに売れるとか、凄いね(笑)。

「子供なのに」こんな演技できるの、凄いね(笑)。

「子供だから」、チヤホヤされてるんだろう?

「子供だから」、そんなに勉強できるんだろ?


「女性なのに」そんなに稼げるなんて、凄いね(笑)。

「女性なのに」理数科学の才能あるなんて、凄いね(笑)。

「女だから」、売れるんだろう?

「女だから」、そんな口がきけるんだな。




すべてシスヘテロ壮年男性が「標準に」他の人たちよりも優れているという「事実」を、
断固として保守するために編み出されたロジックである。


このロジックを使う女性も、当然いる。
ホモも。子供も。

何がどうとか、自分を社会に位置づける「ことば」を探したら、こんなものがまず迫り出してきてしまうんだろう。

わたしもそうだ。



だからなんなんでしょう?


だからどうということもない。


ただ、人は、自分を慰める「ことば」を欲しがるんだろう。


わたしを慰めることばは、どこにあるんだろうか?
この、醒めてしまったわたしを。


「だから」も、「なのに」も、疲れた。


「だから」からも、「なのに」からも、逃れたい。


でも、やっぱり「だから」が欲しい。
どれだけ「だから」が欲しいか。
「だから」、わたしはあんなに酷く殴られたのか。
あの酷い、怖ろしい、意味のわからない衝撃は、「だから」なのか。


「なのに」で悔しさを訴えたい。
「なのに」で、辱しめられてきた。
「なのに」でどれだけ虐められてきたか。
「なのに」、どうして誰もわたしを助けてくれなかったんだ!!!


それで、ほかのひとに、分かってほしい。わたしの気持ちを。
どれだけ傷ついているか。どれだけ裏切られてきたか。
どれだけこの世界に、「家族」に苦しめられてきたか。


わかってほしい。



わかってください。



お願いです。



わかってください




posted by ひろみ at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック